中小企業のサイトでは、ウェブサイト立ち上げが早いほど、Perl 5.5 のまま運用されていることが少なくありません。

これは、レンタルサーバ会社の怠慢ではなく、Perl のバージョンアップが既存 CGI に予想外の不具合を発生させることがあるためです。それで、そこそこ月額がかかるレンタルサーバなのに未だに Perl のバージョンが 5.5 だったりして、びっくりさせられるわけです。

かといって、中小規模のサイトでは、レンタルサーバの移転や、Perl 5.6-8 環境への移行と検証に、なかなか予算がつかないのではないでしょうか。

実は、CMONOS.JP の一般公開前のバージョンは、Perl 5.5 環境でも利用されていました。当初 CMONOS.JP は Perl 5.5 でも動くことを前提に開発されていたのですが、Perl 5.6 以降の機能を一部で使うようになり、Perl 5.6.1 以降を条件として公開する結果となりました。

しかし先日、公開前のバージョンをお使いいただいている方に最新版について聞かれまして、これはやっぱり Perl 5.5 でも動かせるようにしようと考え直しました。

というわけで、ver1.1.20080818 は Perl 5.5 への対応が主な変更点になります。

もともと Perl 5.5 向けに書かれていたので、ちょっとした手直しで動くようになりました。弊社の検証環境では特に問題がありませんでしたが、もし何か不具合があれば、フォーラムやフィードバックフォームでご指摘いただければ幸いです。