2009年12月1日(火)まもなく公開!CMONOS.JP 1.3
ver1.3 では、PayPal によるクレジットカード決済やデジタルコンテンツのダウンロード販売に対応し、ショッピングカートが強化されました。その他、「GoogleMaps埋め込み」フィールドタイプでユーザーが作成したマーカーが使えるようになるなど、さまざまな改良が施されています。12月7日公開予定です。
- (2009年12月1日(火) 午前2時44分14秒 更新)
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CMONOS.JP ver 1.3 ダイジェスト!
今回は12月7日公開の CMONOS.JP ver1.3 についてダイジェストでご紹介します。
まずは「カレンダー」の改良点から。ver1.3 のカレンダーでは、イベントカテゴリーごとに「重複禁止」「設定可能時間」「設定可能曜日」が設定できるようになりました。
イベントカテゴリーを「重複禁止」に設定すると同じ時間に重複して予定を書き込むことができなくなるので、簡易的な施設予約カレンダーとして使うこともできます。
「重複禁止」などが追加されたイベントカテゴリー設定。「設定可能曜日」で「休日は例外」にチェックすると日曜日以外の祝祭日で設定が逆になります。
「設定可能時間」で設定された時間帯をまたいで予定を書き込むと、予定が分割されて表示されます。
この例では、お昼休みとして12時から13時までが「設定可能時間」からはずされています。
Google マップ関連機能も強化されました。「GoogleMaps 埋め込み」フィールドタイプが、ユーザー作成のマーカーに対応。より個性的な地図が作成できるようになりました。
サンプルサイトの法務局一覧では、さっそくオリジナルマーカーを使用しています。マーカーが変わるだけでずいぶん Google っぽさがうすまりますね。
Google マップを利用したインデックスでも、オリジナル画像をマーカーとして使うことができます。
サンプルブログでの使用例。写真をそのままマーカーにすることができるので、地図を見るだけで記事の内容がなんとなく伝わるのではないでしょうか。
Googleマップのストリートビューも改善されています。ストリートビュー内の移動にともなって、地図が動くようになりました。アイコンがじわっじわっと移動する様子はちょっとかわいいですよ(笑)。
ストリートビューを表示したところ。ストリートビュー内の移動にあわせて、アイコン、吹き出し、地図が動きます。
細かいところでは、Web 担当者フォーラムの「SEOに強いCMSはすべての見出しにid/nameを自動で付けるようになる」という記事を参考に、section のアンカーとして見出し (<h1-6>) を使うようにしました。これにより、ページによっては、Google の検索結果に section アンカーへのリンクが表示されるはずです。
CMONOS.JP はもともと、section ごとにアンカー (<a name="">) を割り振っています。これは古いブラウザでは <a name=""> しかアンカーとして機能しなかったからですが、そろそろそこまで古いブラウザも使われなくなってきましたので、今回見出し (<h1-6>) に section ごとの id を割り振る仕様へ変更しました。section 内に見出しが見つからない場合は、最初のブロック要素に id を割り振ります。
ただ、上記記事コメント欄での議論によると、<a name=""> でも見出し (<h1-6>) と同様に機能するそうです。むしろ同じページ内に、アンカーへのリンクがあるかどうかが重要とのこと。
なるほど、考えてみれば、「同じページ内にアンカーへのリンクがない」ということは「ページ内リンクがなくてもかまわない短いページ」という可能性が高そうです。それなら検索結果からアンカーへ移動する意味はあまりないわけですね。
ちなみに、CMONOS.JP にはページ内リンクを自動作成するタグも用意されていますので、分量の多いページを作るときはぜひ活用して下さい!
また、今回はひさびさにショッピングカートが強化され、デジタルコンテンツの簡易ダウンロード販売のほか、PayPal によるクレジットカード決済に対応しました。
デジタルコンテンツを購入するとアクセスできるダウンロードページ。ダウンロードファイル保持期間やダウンロード可能回数は、チェックアウトの「一般設定」で設定します。
デジタルコンテンツ販売にかかせないのが、リアルタイムに支払いが完了するクレジットカード決済です。そこで PayPal、というわけです。
PayPal については、また改めてご紹介しようと思いますが、月額料金がなく手数料が安い上、審査が簡単で比較的すぐに利用できるのが魅力です。個人や小規模のお店に最適だと思います。
PayPal と CMONOS.JP の間でクレジットカード情報や口座情報など、危険な情報は一切やりとりされません。売り主買い手双方にとって安心の決済システムです。
もちろん ver1.3 では、「前回更新時を保持」するオプションが追加された他、フォームメールの自動送信メールに送信者情報を付記しなくなるなど、フォーラム等でご指摘いただいた改善点にもすべて対応しています。有益なご指摘をくださったユーザーの皆さまに心より感謝いたします。
いかがだったでしょうか。現在 CMONOS.JP ver1.3 は、ご協力いただいているサイト様でのテストを含め、最終テスト段階です。まもなく公開できると思いますので楽しみにしていただければ幸いです!
次回はデジタルコンテンツダウンロード販売機能についてもうすこしくわしく見ていきたいと思います。
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待ってました
期待してましたので、ホント
ありがとうございます。
あと少し図々しいお願いですが
SEO対策がもう少し取れるよう
何かシステム側でも簡単な対処が
出来ないでしょうか??
とかとか・・・
(初心者的にあちこちで設定が必要だったので、混乱した経験がありました。いま思えば当たり前過ぎますが…)
出来たら嬉しいというレベルです。
当然自身の最低限の勉強も必要ですが
ありがとうございます!
あまりに早くコメントがついたので、びっくりしてしまいました(^^;。いつも温かい言葉をくださり、ありがとうございます!
今回のバージョンは特定の用途向けに開発した機能が多いため、正直なところ、pink 様のお役に立てるかどうか自信がありませんが、不具合の修正なども含まれていますので、アップデートしていただければうれしいです。
さて、ご指摘の SEO 対策機能ですが、meta keyword タグの情報は、現在ではあまり検索エンジンから重視されていない、と言われています。過去に spam 的な検索エンジン対策として使用され、信頼できなくなったからだそうです。キーワード出現率についても、同じ理由でそれほど効果がないようです。
SEO 対策と言えるかどうかわかりませんが、CMONOS.JP は chapter / section という繰り返し概念があるため、テンプレートで section ごとに見出しを作ることができます。そのため、書き込む人が自分で見出しタグをつけなくても、section ごとのタイトル欄に記入するだけで自動的に見出しが追加されていくわけです。
これは「見出し」「本文」「つづき」で完結してしまうブログとは少し違う点です。CMONOS.JP では section を追加する度に spam 的ではない適切な方法で見出しも追加されます。見出しタグは検索エンジンにある程度重視されますから、タイトル欄にうまくキーワードをちりばめれば、自然とキーワードが強調されるのではないでしょうか。
SEO対策に限らず、もし何か参考になる資料や、他の CMS ではこうしている、などの情報がありましたら、ぜひご教授ください。将来のバージョンの参考にさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m。