2009年3月1日(日)新構造 Vicuna スキンに早速対応!
本日公開した ver1.2.20090301 で、新しい構造の Vicuna CMS 専用 CSS スキンに対応しました。他にあまり大きな変更点はありません。
- (2009年3月6日(金) 午後4時30分13秒 更新)
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Vicuna CMS に新たな動き!
今、Vicuna CMS が新しく生まれ変わろうとしているようです! そこで、アップデートが頻発するのはどうかと思いましたが、新スキンに対応したバージョンを急遽リリースすることにしました。
新しい Vicuna が気になる方は、ぜひアップデートしてください。特に必要を感じない方は、アップデートする必要がないかも知れません。また、新しい Vicuna スキンはまだテスト段階です。今後構造が変更される可能性がありますので、ご注意ください。
新しい Vicuna の特徴とは?
くわしくは、Vicuna 開発者の wu さんによる解説をお読みいただくとして、一番目立つポイントはファイル数の少なさです。モジュール構造が廃止され、ファイル数が少なくなりました。
- import.css = CSSの読み込み
- layouts.css = カラム数、アイキャッチ画像、幅など大枠
- core.css = それ以外の全てのスタイル
たった3つだけです。
これまでのスキンは、役割ごとに細かくファイルが分かれていました。そのため、ある部分だけカスタマイズしたいとき、その部分を担当しているファイルのみを差し替えればよく、他のファイルはそのままでよかったわけです。
この特長から、これまでのスキンでは、モジュールファイルの組み合わせで、さまざまなバリエーションを作ることができました。その反面、モジュール構造を理解していないとカスタマイズが難しかったようにも思います。
そこで(?)、新しいスキンでは、1つのファイルにまとめてスタイルが記述されています。それでいて非常に整理され整然としていますし、わかりやすいコメントもついています!
Vicuna 公式スキンはどれもがシンプルかつスタイリッシュですが、もう少しハデにしたい場合は、背景として影やグラデーションなどちょっとした画像を指定するだけでずいぶん雰囲気が変わりますよ。
Vicuna で配付されているスキンをベースにカスタマイズを加えると、とても効率的にオリジナルのスキンを作れるのではないでしょうか。カスタマイズについては、vicuna.jp のカスタマイズ事例が参考になると思います。
新スキンに対応、の中身
スキンなんだから、対応も何も読み込めば終わりなのでは? そう思った方がいるかも知れません。ただ、CMONOS.JP は、ブログベースのシステムではないので、ブログを前提とした Vicuna CMS とちょっぴり相性が悪いのです。
たとえば、Vicuna CMS では、Newer | Older という概念で記事を移動します。右へ行くほど古くなります。
でも CMONOS.JP のフォルダ管理の記事の場合、Newer | Older では概念的になじみません。そこで、フォルダ管理版ホームページメーカーのテンプレートでは、Prev | Next となっています。そして右へ行くほど新しい記事です。
CMONOS.JP の「Vicuna スキン読み込み(共通)」は、これら CMONOS.JP 独自の概念を Vicuna スキンに追加します。.older のスタイル指定に、.next を追加したりするわけです。
その他にも、Vicuna CMS と CMONOS.JP で同じ役割をするけど名前が違う class 名を追加したり、form の指定を #utilities と #comments 内に限定するように書き換えたりしています(form が検索とコメント以外想定されていない Vicuna CMS と異なり、CMONOS.JP ではさまざまな場所で form を使用するためです)。
そんなわけで、CMONOS.JP は、Vicuna CMS 「完全準拠」とは言えないのが実情です。それで読み込み機能が必要となっています。
(ちなみに、CMONOS.JP 用に変換したスキンは、他の CMS で利用しても表示が崩れないよう配慮されています。)
vega2 のサンプル
.pager クラスが廃止された(?)ので、ページが分割された記事でページナビゲーションがリストになってますね...。新スキンは、まだテスト段階なので、もしこのまま .pager が廃止された場合は、読み込み時に適切な設定を追加する予定です。
2009年3月6日にリリースしたバージョンから .pager のスタイルを補足するようにしました。また、vicuna.jp で配付の始まった新構造スキンを同梱させていただきました。これまでのスキンを利用しているユーザーを考慮して旧構造スキンも同梱しています。(2009-03-06追記)
その他の改善点について
下層ディレクトリへのインストールを改善
今度のバージョンから下層ディレクトリへのインストール時に最上層ディレクトリを設定する必要が無くなりました。たとえ設定が間違っていても、インストーラーが自動的に補正します。
アクセス解析を見ていたところ、管理情報の変更ができずに困っていると推測されるユーザーが思ったよりもたくさんおられたので、インストーラーを改善しました。
日付フォーマットの追加
曜日を省略する日付形式を選択できるようになりました。これはあるユーザーからご要望をいただきました。たしかに「創業日」に曜日が入っていると変な感じがしますね。
フィールドネームタグの追加
フィールドネームタグが追加されたことで、表や定義リストをテンプレートにするのが楽になりました。
たとえば定義リストだとこんなかんじに記述できます。
<dl>
<!--field id="1"--><!--head--><dt><!--name--><!--/name--></dt>
<dd><!--/head--><!--foot--></dd>
<!--/foot--><!--/field-->
<!--field id="2"--><!--head--><dt><!--name--><!--/name--></dt>
<dd><!--/head--><!--foot--></dd>
<!--/foot--><!--/field-->
<!--field id="3"--><!--head--><dt><!--name--><!--/name--></dt>
<dd><!--/head--><!--foot--></dd>
<!--/foot--><!--/field-->
</dl>
<!--name--><!--/name--> の部分に「氏名」や「フリガナ」などフィールドそれぞれの名前が入ります。
これまではフィールド設定で設定した名前と同じ名前であってもテンプレートにいちいち書き込む必要がありました。これからはタグで指定できるので、各フィールドが同じパターンなら、コピー&ペーストして id のみ変更すれば OK。ほんの少しのことですが、効率的になりました。
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