PayPal による決済はどのように行われるのでしょうか。CMONOS.JP の場合を例に簡略化して説明します。

買い手が PayPal による決済を選択すると、CMONOS.JP は PayPal に金額など決済に必要な情報を通知します。この情報は PayPal に記憶され、PayPal から CMONOS.JP に、取り引きを識別する ID が送り返されてきます。

CMONOS.JP は送られてきた識別 ID を記憶し、この識別 ID を URL につけて買い手を PayPal の決済ページへ移動させます。

CMONOS.JP の画面から PayPal の画面へ移り変わるのはほんの一瞬ですが、その間に実はこんなことをしています。もちろん CMONOS.JP と PayPal の間の通信は全て暗号化されています(これ以降も全てです)。

次に、買い手は PayPal で支払いの意志を確認して、CMONOS.JP に戻ってきます。ここで CMONOS.JP は、先ほどの識別 ID などを使って、PayPal に取り引きの詳細を問い合わせます。すると、PayPal から買い手のメールアドレスと、必要な場合は住所など配送情報が送り返されてきます。

こちらも PayPal の画面から、CMONOS.JP の画面に切り替わる間に、CMONOS.JP と PayPal の間で直接やりとりされます。

最後に、買い手が CMONOS.JP で支払いの最終確認をすると、CMONOS.JP は PayPal に支払いが最終確認された旨通知します。すると、PayPal から決済処理が正常に行われたかどうか報告が返ってくるので、CMONOS.JP はこの情報を元に、お礼画面を出したり、自動返信メールを発送したりします。

ちょっとややこしいですが、重要なのは「扱いに注意を要するクレジットカード情報が、一度も売り手側のシステムを通らない」という点です。

これは買い手側にとって安心であることはもちろんですが、リスクの高い個人情報を扱う必要がないため、売り手側にとっても安心のシステムです。

特にダウンロード販売においては、即時に決済しその場でコンテンツを手に入れることが期待され、クレジットカード決済は必須の機能となっています。その点、PayPal なら、個人や個人に近いお店でも、安心・気軽にクレジットカード決済を取り入れることができます。ぜひチャレンジしてみてください。

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ところで、CMONOS.JP 1.4 から、カートの中身がダウンロード商品のみであるとき、住所入力などダウンロード販売に必要ない情報の入力を省略する機能が追加されました。これにより、ダウンロード商品と配送商品が混在するお店で、買い手と売り手双方にとって個人情報に関わるリスクをいっそう減らすことができます。

入力項目が少なければ少ないほど、より気軽にお買い物ができるのではないでしょうか？

入力フィールド設定に追加された「ダウンロード販売時省略」オプション。

いかがでしたか？　手数料が安いだけでなく「安心」という面でも PayPal は使い勝手がよさそうですね！