「関連ページ一覧」フィールドタイプが Google カスタム検索を利用するようになりました。設定方法について解説します。
「関連ページ一覧」フィールドタイプは、この開発者ブログの「関連記事」を生成しているフィールドタイプです。
これまで「関連ページ一覧」フィールドタイプは、無料の Google Web Search API を利用していましたが、同 API が非推奨とされてから3年が経ち、いよいよ不安定となってきましたので、Google カスタム検索 API を利用するよう変更しました。
そのため、今度から「関連ページ一覧」フィールドタイプを利用するには、「Google カスタム検索」のサイトで「新しい検索エンジン」を作成する必要があります。
「新しい検索エンジン」を作成するには、まず「カスタム検索エンジン」から「カスタム検索エンジンにログイン」します(このときまだ Google のアカウントを持っていない場合は、「Google のアカウントを追加」します)。
ログインに成功するとコントロールパネルが開くので、「検索対象サイト」「言語」を入力・選択して、「新しい検索エンジン」を作成します。
「新しい検索エンジン」を作成する画面。サイトのドメイン全体だけでなく、サイトの特定フォルダ配下だけを指定することもできます。複数のサイトを登録することも可能です。たとえば、いくつかの関連サイトをひとつの検索エンジンに登録すると、関連サイトを横断して検索する検索エンジンを作れます。
「カスタム検索エンジンの作成が完了」したら、「コントロールパネル」をクリックします。
「設定」ページの「基本」タブにある「詳細」欄「検索エンジンID」をクリックして、「検索エンジンID (cx)」を表示し、表示された値をコピーします。
以上で「検索エンジン」の準備ができたので、CMONOS.JP の設定に移ります。
カスタム検索のサイトでコピーした ID を、「セットアップアシスタント」の「管理情報変更」にある「Google カスタム検索 検索エンジン ID (cx)」欄にペーストし、「保存」します。
次に、「関連ページ一覧」フィールドを設定します。
「ページ情報フィールド設定」で「関連ページ一覧」の「詳細設定」をクリックします。
「関連ページ一覧」フィールドの詳細設定。「Google カスタム検索 API を利用する」をチェックし、「保存」します。
ちなみに、「ナビメーカー」の「ナビゲーションレイアウト」で設定する「Google によるサイト検索」も「Google カスタム検索」を利用するようになりました。「ナビゲーションレイアウト」で設定を確認後、「ナビゲーション作成」で「ナビゲーション書き出し」を実行すると、新しいサイト検索が表示されます。
たとえばこのサイトでは、左上の虫眼鏡アイコンにマウスを重ねると、サイト検索が飛び出てきます。「Google カスタム検索」の基本機能を利用したサイト検索では広告が表示されますが、無料となっています。
「ナビメーカー」の「ナビゲーションレイアウト」で設定する「Google によるサイト検索」。以前のサイト検索は使用できなくなりましたので、ご注意ください。
「Google カスタム検索」によるサイト検索は、広告の表示される基本機能については、無料で利用できますが、API 経由で検索結果を取得する場合は、1日100アクセスまでと、厳しい制限がかけられています。それ以上の API アクセスが必要な場合は有料となります。
そこで「関連ページ一覧」フィールドタイプでは、一度取得した関連ページ情報を、指定された日数キャッシュ(保持)するようにしました。つまり、記事作成時と誰かが指定日数をあけて記事にアクセスした時以外、「関連ページ一覧」フィールドタイプが「カスタム検索 API」にアクセスすることはありません。
そのため、更新頻度がそれほど高くないサイトでは、1日100アクセスまでの制限があっても、「関連ページ一覧」を生成できる、というわけです。もし一気に記事を更新して、API アクセス制限の上限に達してしまった場合でも、日が経つにつれ次第に各ページの「関連ページ一覧」が生成されていくはずです。
実際この開発者ブログの「関連ページ一覧」は、それなりに機能しているようです。広告が入りませんし、サイトのデザインにもなじみやすいので、使い勝手がいいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。ぜひご活用ください。
セットアップアシスタントとはどこにあるのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。当ブログは弊社で開発・配布・販売しているカスタムフィールドCMS「CMONOS.JP」に関する話題を取り上げております。
この記事は CMONOS.JP に用意されている「関連ページ一覧」フィールドタイプに関するものです。このフィールドタイプは Google カスタム検索を利用しますが、この記事に書かれている機能が Google カスタム検索のみで実現しているわけではないことにご注意ください。
セットアップアシスタントは「/cgi/」でアクセスできる CMONOS.JP のメンテナンスステーションにあります。上フレームのスパナアイコンをクリックし環境設定モードにすると「セットアップアシスタント」アイコンが表示されると思います。こちらをクリックしてください。