下層ディレクトリへのインストール
ロリポップなど、HTTP 公開ディレクトリより上の階層にアクセスできないサーバへのインストールについて解説します。CMONOS.JP 関連ファイルを特定のディレクトリ以下に隔離したい場合などにも下記方法が有効です。CMONOS.JP の設定ファイルやデータファイルがブラウザからアクセス可能な位置に置かれるため、「cgi-data」以下にブラウザからアクセスできないよう「.htaccess」ファイルですべてのアクセスを拒絶します。
「簡単インストーラー」の画面指示に従ってインストールする
「簡単インストーラー」のファイル解凍が動作しない環境でも、ファイル解凍が失敗した時点で、インストーラーが作業を中止し、画面に追加アップロードの指示が出ます。指示に従ってインストールを再開してください。
位置関係を変えずに下層ディレクトリにインストールする方法
「
簡単インストーラー」によるインストールでは下記作業をスクリプトが実行します。「簡単インストーラー」の画面指示に従ってインストールすることをおすすめします。
インストール手順は「簡単インストーラー」を使用しないインストール手順とほとんど同じですが、次の作業が必要となります。
- アップロード位置
-
各ファイルの位置関係が下記のようになるようアップロードします。
public_html(HTTP公開ディレクトリ)
└cmonos
├cgi-data
└home (=htdocs)
- "~/public_html/cmonos/cgi-data/_htaccess" のファイル名を「.htaccess」に変更する
- 「.htaccess」ファイルには、ブラウザから「cgi-data」以下の領域にアクセスできなくするコマンドが書かれています。ファイル名変更後「cgi-data」以下のファイルにブラウザからアクセスできないことを必ず確認してください。
「cgi-data」の位置を変更してインストールする方法
「
簡単インストーラー」によるインストールでは下記作業をスクリプトが実行します。「簡単インストーラー」の画面指示に従ってインストールすることをおすすめします。
インストール手順は「簡単インストーラー」を使用しないインストール手順とほとんど同じですが、次の作業が必要となります。インストール後すぐにサイトテンプレートを適用することで、全ての CGI について「cgi-data」のパスを書き換えます。
- アップロード位置
-
各ファイルの位置関係が下記のようになるようアップロードします。
public_html(=htdocs)
├cgi-data ←1階層下に移動
├cgi
├error
├icon
├image
├index.shtml
├index.xml
├lib
├m.cgi
├news
└picture
- "~/public_html/cgi-data/_htaccess" のファイル名を「.htaccess」に変更する
- 「.htaccess」ファイルには、ブラウザから「cgi-data」以下の領域にアクセスできなくするコマンドが書かれています。ファイル名変更後「cgi-data」以下のファイルにブラウザからアクセスできないことを必ず確認してください。
- セットアップアシスタントにアクセスする前に、"~/public_html/cgi-data/lib/env.pl" の「cgi-data」のパスを書き換える
- 全ての設定について "../../../cgi-data" となっている部分を "../../cgi-data" に変更します。テキストエディタの「検索・置換」機能を使うと変更漏れを防ぐ事ができます。
- セットアップアシスタントにアクセスする前に、"/cgi/setup/default.pl" の「cgi-data」のパスを書き換える
- 全ての設定について "../../../cgi-data" となっている部分を "../../cgi-data" に変更します。テキストエディタの「検索・置換」機能を使うと変更漏れを防ぐ事ができます。また「全CGI関連データディレクトリの名前」[32行目・35行目]を変更します。
# 全CGI関連データディレクトリの名前
$cgi_data_name = '../../cgi-data';
# テンプレートとライブラリを共有するCGI関連データディレクトリの名前
$shared_cgi_data_name = '../../cgi-data';
- セットアップアシスタントにアクセスする前に、"/cgi/setup/start.cgi" の「cgi-data」のパスを書き換える
-
[14行目/17行目]
# CGI共通ライブラリ読み込み
use lib "../../cgi-data/lib";
# CGI共通設定読み込み
require "../../cgi-data/lib/env.pl";
- インストール後メンテナンスステーションへ移動するとエラーになる
- セットアップアシスタント(/cgi/setup/start.cgi)のインストーラーによる作業が完了すると、メンテナンスステーションへ移動するよう促されますが、メンテナンスステーションの「cgi-data」のパスがまだ書き換えられていないため、この段階ではエラーになります。
- インストール後、もう一度セットアップアシスタント(/cgi/setup/start.cgi)にアクセスする
- インストール完了後は、インストーラーではなくセットアップアシスタントが表示されます。
- 「サイトテンプレート適用」を実行する
- 左上のメニューから「サイトテンプレート適用」を選択します。サイトテンプレート適用画面が表示されたら、サイトテンプレートとして「デフォルトのサイトテンプレート」を選択し「選択したサイトテンプレートをこのディレクトリに適用する」を実行します。
- メンテナンスステーションへ移動する
- /cgi/index.html にアクセスします。