格安で有名なレンタルサーバ XREA.COM には Namazu があらかじめ用意されています。これを利用して、サイト検索を作ってみましょう!
XREA.COM は格安で有名なレンタルサーバです。広告表示が義務づけられる無料プランのほか、年額2,400円で広告表示を免除されるプランが用意されています。実はこのサイトも XREA Plus と VALUE-DOMAIN.COM の組み合わせで運用されています。JPドメイン管理料(3,390円)とあわせて、一年にかかるコストは、たったの5,790円です。これでメールアドレス100個持てて容量3GBですから、かなり安いですよね。
ただし、安い反面、サーバにアタリ・ハズレがある他、初心者にとても冷淡なサービスとなっていますので注意してください。
そのかわりユーザー同士の情報交換は活発ですので、インターネットで検索すれば必要な情報はだいたい手に入ります。個人的に、このサイト以外でも、長い間お世話になっていますが、今のところ24時間を超える不具合には遭遇していませんし、自分でなんとかする気概があるなら、XREA はおすすめです。
ただ、大量のアクセスをめざすサイトを構築したい場合や、負荷の高いツールを使いたい場合は、XREA Plus を利用するのはやめておいた方がよいでしょう。XREA には上位サービスとして CORESERVER が用意されていますから、高い負荷が予想される場合はこちらを選ぶとよいかもしれません。
XREA には Namazu を使うために必要なソフトウェアがあらかじめインストールされていますから、CGI 経由でサイトのインデックスを作成するだけで Namazu による全文検索が使えるようになります。
この記事を書くにあたって、インデックス作成のための CGI と cron ジョブでインデックス作成を自動化するための sh ファイルを用意しましたので、まずこちらをダウンロードしてください。
ではさっそく XREA の Namazu を使ってみましょう!
ただし、このインストールツールはユーザーのホームディレクトリに以下の
ファイルを作成するだけです。
~/namazu フォルダ
├ make_index.sh
├ namazu.cgi
└ template - Namazu のデフォルトテンプレート
{USER_ID} をユーザーIDに、{USER_URL} をユーザーサイトのURLに書き換えます。
このファイルには Namazu の設定ファイルである .namazurc へのアクセスを禁止する設定が書かれています。
この処理には数分かかります。再読み込みしたりページを移動せず根気よく待ちましょう。
何の反応もなくても、インデックス作成が成功している場合があります。~/namazu フォルダにインデックスファイルが作成されているかどうか確認します。インデックス作成が成功していたら make_index.cgi を削除します。
末尾に .ja とあるファイルが、日本語環境用テンプレートです。
午前3〜5時台などアクセスの少ない時間帯のキリのよくない時間を選ぶとよいでしょう。
Namazu のデフォルトのテンプレートは学者肌のとても固いものとなっています。Namazu で使える検索オプションが詳細に記述され、一般的なサイトでは少々使いづらいかんじがします。
でもテンプレートを変えればがらりと雰囲気が変わります。試しにこのサイトの左上にある検索ボックスに適当なキーワードを入れてリターンキーを押してみてください。このサイトにあわせたデザインのサイト検索ページが表示されるはずです。このように検索ページのデザインは自由に変更できます。
make_index.cgi を実行すると ~/namazu フォルダにたくさんのファイルが作成されますが、このうち末尾が .ja となっているものが、日本語環境向けのテンプレートとなっています。これらを書き換えることで、検索ページのデザインを変更することができます。ぜひチャレンジしてみてください。
なるほどー
どうも「何も変化が無いな」って思ってました。
参考になりました。ありがとうございます。