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大門阿弥陀磨崖仏

  • 当尾最大の石仏です。年代は明らかでありません。

  • (2012年5月28日(月) 午後3時7分1秒 更新)
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謎に満ちた大仏様

大門という地名は、かつてこのあたりにあった浄瑠璃寺西大門に由来するとされ、この大仏様も浄瑠璃寺と関係するものとして考えられることが多いようです。

手の部分が剥落したようになっており、印相が判然としないため、阿弥陀像、釈迦像、弥勒像と諸説あります。

年代についても奈良時代から鎌倉時代まで諸説ありますが、中でも山本寛二郎氏が「南山城の石仏(上) p19」で提唱している、恭仁京鎮護のために造営されたとする説は、たいへん興味深いものでした。恭仁京がたった4年で廃都となったために、磨崖仏製作も途中で放棄され、下半身の造形がおざなりになったというのです。

歴史ロマンをかきたてる仏様です。道から谷を挟んで見るお姿も、近くで見るお姿も、どちらも魅力的です。

ここから降りると、谷をはさんだ向こう側、磨崖仏のすぐそばまで行けます。大仏様の近くはぬかるんでいることが多いので足下に気をつけてください。

近くまで行ってみました。

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